2018/01/24今週の一言

 1/16に当教会を会場に行われた「地道に草の根宣教会議JKSK」について報告をいたします。なお次回からは「地道に草の根宣教広場 JKSH」と改称いたします。この会合は、何らの決議機関ではありません。有志の集まりです(今回は6教会8名参加)JKSHは泉教会も加盟している日本バプテスト連盟(全国で287教会が加盟)の機構改善について、自由に話し合う広場です。そこで話し合われた改善案に触発された参加者が、自分の教会に何らかの発案を持ち帰って、「教会提案」のかたちで連盟総会に上程することを願って始められた集会です。それによって連盟総会も活性化するはずです。わたしも大いに触発されました。

 日本の国会に上程される法律案の約8割が内閣の提出する法律案(閣法)です。国会議員が上程するかたちの「議員立法」が非常に少ないという特徴をもちます。このことも国会審議の形骸化を後押ししています。引いては、主権者の政治離れの遠因ともなっています。連盟総会にも教会提案はめっきり少なくなりました。

 主権者と国会の関係は、信徒と連盟の関係に似ています。今回の会合で、発題者の吉田真司牧師(相模中央教会)が、「教会の課題は連盟の課題であり、連盟の課題は教会の課題である」と言われたことに、感銘を受けました。かなり遠い存在である連盟組織のあり方について、自分のこととして考える努力が必要です。連盟政策について論じる場は多々ありますが、連盟機構について改善を講じる部署はありません。理事会や事務所に時間も余力もないので後回しにされがちな地味な主題です。だから教会提案による総会上程が、連盟全体に協力することとなります。

 今回教会提案を試みたら良さそうな主題は、連盟総会の改善提案です。たとえば総会出席率向上のための工夫として、①ネット中継・サテライト会場を設ける、②全加盟教会に総会出席のための費用を連盟が支給する、③総会会場を地域回り持ちにするなどの発案がありました。

さらに議事運営についての改善提案として、④全体が一同に会して一つの議案を審議せず、主題ごとに分科会で深掘り審議をする、議案審議だけでなく研修や交わりの要素を採り入れるなどの発案がありました。

そして選挙制度の改正提案として、⑥予備選挙・候補者選考委員会を廃し、加盟教会が候補者を推薦できるようにする、選挙期間を長く取って総会前に選挙を終わらせる、理事ほかを教勢報告に従った性別比率にする、少数者への割り当て(クオータ)を組み込むなどがありました。

①④⑥⑦あたりならば、泉教会から上程してみたいものです。JK