2018/12/12今週の一言

ラターニャ=ウィティカさんとのお付き合いは、かれこれ20年になります。わたしたち家族は1999年8月に米国に引越しをしました。マーサー大学マカフィー神学校に留学し修士号を取得するための移住でした。わたしはその年の秋学期に入学をし(2002年春学期修了)、妻は2000年1月開始の冬学期に入学をしました。妻と同期入学をした同級生の一人がラターニャさんでした。

 在学中に結婚をしたラターニャさんは、大の日本好きである夫デイビドさんと共に時々我が家の客となってくださいました。2002年4月、翌日米国を発つという夜、わざわざご夫妻で送別の挨拶のために訪問してくださいました。「日本で会おう」との約束。その約束はすぐに果たされます。2003年二人は観光目的で来日、東京タワー・明治神宮・富士山・温泉等々、色々案内いたしました。

 2004年夏、ディサイプルズ派のチャタフーチ教会(白人の教会!)青少年担当牧師となったラターニャさんは、20数名の若者を引率して、わたしの前任地である志村バプテスト教会を訪れました。この二週間のMission Tripを経て、ラターニャさんは、日本に定住して宣教活動を行うことを決めました。

 2005年8月、ラターニャ&デイビド=ウィティカ夫妻は板橋区に引越しをしました。Berlitzの英語教室講師、自宅で行う毎年の収穫感謝祭パーティー、志村バプテスト教会での英語教室やゴスペル教室。これらを皮切りに、英語を教えること、米国南部料理を教えること、黒人教会の礼拝が生み出したゴスペルを教えることの才能が開花します。

2013年にお二人に愛息が与えられます。そして2015年には、念願のレストランを開業します。麻布十番のSoul Food Houseは、本格的な米国南部料理を楽しめる店として繁盛しています。本業の傍ら、NHKの子ども番組に出演したり、ゴスペルのイベントやワークショップ、さらに有名ホテルや米国大使館にもシェフとして用いられたり、大忙しの毎日をお過ごしです。

いづみ幼稚園ではここ数年、恒例のアドベント礼拝後のミニコンサートを、ラターニャさんにお願いしています。保護者有志から成る「いづみゴスペルクワイア」の指導者として、数回の練習と当日30分のステージを指揮していただいています。毎年大人も子どもも楽しめるライブを創り出してくださいます。

12月23日の朝のクリスマス礼拝を、ラターニャさん指揮の、すべてゴスペルを歌う「黒人教会の礼拝」風にいたします。説教はローラ&カーソン=フーシー夫妻、ヨーロッパ系米国人で、同じマカフィー神学校卒業の宣教師です。どうぞお楽しみに。 JK