2020/04/08今週の一言

イースターを前に世界の恢復について夢想します。

世界連邦の樹立は以前からの持論です。一国ずつか広域の国家連合体(たとえばEUのような)か加盟の単位は別途考えるとして、国際連合に代わる新しい枠組みが、さまざまな課題解決や世界平和のために必要なのではないでしょうか。その際「狭い地球」(Globalization)をどのように理解するのかが鍵です。これを建設的に批判しながら対案を示す必要があります。

「狭い地球」と38度線のような軍事境界線は、国際軍需産業等に利用されている仕組みです。力を濫用する者たちは、任意で線をなくしたり引いたりして金儲けをし続けています。富を神として信奉する病気(経済至上主義、効率主義、商業の優先)にわたしたちは漏れなく感染しています。そこからの脱却を構想すべきです。

もうこれ以上「地球を狭くすること」を止め、一人ひとりが住んでいる「地域を広げること」に方向転換することを提起したいです。今ある情報連絡網は活かして国際会議も、議会も、職場の会議も在宅でできるようにします。それと同時に基本的な日常生活のすべてを、地元の自転車で移動する範囲内で完結できるようにするのです。教会も地元共同体の「地産地消」の一部を形成します。Local Church!

以下の夢想は「慎ましい道義的大国」に生まれ変わるための処方箋です。

◇ 救命以外の目的での飛行を禁止します。宇宙開発も当然禁止です。

◇ 農林水産業の担い手を公務員とします。ただし遠洋漁業を禁止します。

◇ 通勤・家事時間も労働時間に含めます(目標6時間)。東京集中を緩和します。

◇ 国会議員・事務次官も含め公務員給与を、全住民の平均の二倍以内に収めます。

◇ 家族のための家事・育児・介護従事者を公務員とします。

◇ 必ず地元の学校に通うこととし受験を禁止します。東京集中を緩和します。0歳から26歳まで、すべて授業料を無償とします。

◇ 自動車等の乗り物の燃料をすべて水素または電気、電池にします。

◇ すべて風力発電等自然発電にし、地元で電気をまかないます。

◇ 税制・年金制度を簡素化一体化します。所得税の累進性を高め、法人税を引き上げ、配偶者控除と消費税を廃止します。

◇ 生活保護・障害者年金等を参考にしつつベーシックインカムを導入しすべての住民に現金を給付します。

◇ 表現の自由を保障した上で、芸術家の活動を公的に支援します。

◇ 戸籍法を廃止し、国籍または永住市民権取得を用意にします。 JK