2020/10/28今週の一言

10/24に行われた日本バプテスト連盟臨時総会における当教会の投票行動や意思表示について報告いたします。

本総会には五つの議案が提出されました。(1)総会役員(総会議長)候補者承認の件、(2)総会規則改定、及び書面による総会のガイドライン制定の件、(3)総会緊急支援に伴う協力伝道基金会計からの支出に関する件、(4)2020年度一般会計、及び国外伝道会計補正予算案に関する件、(5)天城山荘に関する件です。

1号議案については、前総会で選任された議長が就任辞退をされたので、改めて総会議長に平尾輝明さん(茗荷谷教会牧師)を選任するという議案です。現行選挙制度の問題点も示されています。賛成票を投じました。【可決】

2号議案についても賛成しました。三分の二要件が課され、ZOOMの「投票機能」を用いた初めての投票行為でした。【可決】

3号議案も賛成。【可決】

4号議案については要望意見を付して賛成しました。事務所の人件費削減が盛り込まれていたので、その圧縮を要望しました。【可決】

5号議案については理事会の強引な答弁や、議長の採決方式に不整を認め、反対票を投じました。そこで、議場においては過半数で議決され可決されていますが当教会としてはそれを認めず、「三分の二の賛成が無ければ可決されない」という要件を課した上での採決のやり直しを現在要請しています。

理事会の提案内容は、「天城山荘の経営判断について理事会に一任する」というものです。ここでいう「経営判断」には、「経営権を他団体に譲渡する」可能性も含まれるとのこと。そのような重要な事項には三分の二の要件を課すべきではないかというのが当教会の主張です。というのも、総会議案書に掲載されている監事の文書に、三分の二要件の義務付けを示唆する規約解釈を示した部分があるからです。

質疑応答も活発になされ、関心の高い議案でもありましたので、過半数議決では禍根が残るように感じました。重要な基本財産である天城山荘を日本バプテスト連盟が処分するかもしれないという重大な経営判断を、理事会に一任することが加盟教会として責任を果たすことなのかも問われました。

採決終了後に発言が許されたので、「議長はなぜ過半数議決とし三分の二要件を課さなかったのか」を問うたところ、議長に代わって理事長が質問の中核にある規約の解釈と関係のないことがらを述べ、過半数議決を正当化しました。議長と理事長の「癒着構造」についても問いただしている最中です。JK