2021/04/28今週の一言

4月29日に東京地方連合の総会が行われました。68名の代議員が参加するオンラインでの総会でした。全部で13の議案が提出され、1つ以外は承認可決されました。以下わたしたちの教会の意思表明(特に原案に対する反対や保留)に焦点を合わせて報告いたします(代議員は村上・城倉啓)。

 唯一否決された議案は第2号議案「東京地方連合の規約改正案を試行する件」です。わたしたちも反対しました。規約改正の内容が大まかに役員会の権限を強め、加盟教会の権限を弱める内容であったことが理由です。また、規約改正前一年間の「試行期間」というものが現行規約を違反して良い期間となることにも疑義があります。採決の際の不整も当教会から正しました。

 第6号議案「2021年にスタートするプロジェクトについて活動計画の件」においては保留票を投じました。「TBA宣教センター(有給の主事任用:石井規之多摩みぎわ教会牧師)」を設立するための準備室設置が内容の提案です。同センターの活動は、諸プロジェクトの管理や、連合が行う教会新設、人材育成等の検討とのこと。当教会からは、教会新設を指す言葉として無批判に「開拓」伝道という言い方がなされていることに注意を喚起いたしました。というのもすでに北海道地方連合から、かつて日本政府がアイヌ民族から土地を収奪のために「開拓」という言葉を用いていたことへの批判的提起がなされているからです。議場からも献金収入見込みが高すぎることへの懸念、コロナ下にあって教会新設が可能かどうかの疑義等が表明されましたが、採決の結果は賛成多数可決となりました。

第11号議案「役員候補者選考委員選出の件」。議場での選出が規定されているところ立候補・推薦が出ず、議長は「選出を役員会に一任」と提案しましたが、他一教会と共に「議長団一任」とすることを提案し、それが承認されました。

第12号議案「総会役員選出の件」。次期総会役員(議長団)を南ブロック教役者会に推薦させるという議案ですが、ブロックにその機能を託すことの適否、教役者集団に託すことの適否、さらに四つのブロック間の差異(東ブロックには教役者会がない)などを理由に保留しました。JK