以下は、四月の「保護者会」礼拝のお話です。
「わたしは良い羊飼いである。」ヨハネによる福音書10章14節
ただいま読んだ聖書は4月の暗唱聖句です。いづみ幼稚園では一か月かけて「短い聖書の言葉(聖句)」を覚えていきます。
この言葉はイエスが弟子たちに語った言葉です。「わたし」はイエスのことを指します。羊飼いと羊の関係に、自分と弟子たちの関係を譬えています。
羊という動物は目が悪いのだそうです。しかし耳は良いので、自分の飼い主の声を聞き分けることができるそうです。羊飼いは目が重要で、一匹ずつの羊をよく見ていなければ務まりません。良い羊飼いイエスは、弟子たちを一人の人としてよく見ていた。また弟子たちはイエスの声は聞き逃さない。そういう関係だというのです。
幼稚園に引き寄せて考えると、これは教師と子どもたちの譬えにもなるかと思います。四月始まったばかりで、子どもたちは不安も多くあるかもしれません。新しい環境です。しかし求められていることは一つだけでしょう。担任の教師の声を聞くことです。幼稚園に求められていることは一人ひとりをよく見ることです。こうしてお互いの信頼関係を築く、良いスタートとなるようにと願っています。
聖書というのはこのように自分の生活や仕事にぐっと引き付けて読むことができる本です。ご興味あれば日曜日の教会の礼拝にもどうぞ。 JK