2022/08/03今週の一言

日本バプテスト連盟の役職者を選ぶための選挙が新しい仕組みとなり、現在候補者擁立・届出期間の真っただ中にあります(6/19-18)。かつての理事候補者予備選挙や、候補者選考委員会による候補者選定、天城での総会代議員のみによる投票ではなく、加盟教会が直接候補者を推薦し、全加盟教会が等しく1票を投じることができるようになりました。直接民主制要素を強め、教会間の不公平を是正したということです。理事会を「連盟の縮図」とするためです。

さらに意思決定機関内の教役者/非教役者間、男性/非男性間の不均衡是正を期して、独特なクオータ制(割当制)を導入しました。理事選挙においては教役者や男性の数を制限することとしたのです。現在、選挙選出理事10人中9人が教役者であり、6人が男性です。クオータ制導入は教界初の試みでしょう。

わたしたちの教会でも、この新しい仕組みに則り、理事・監事・総会役員の推薦を行っています。今のところ、相浦光教会牧師の武林真智子さん、平塚教会執事の安西徹さん、那覇新都心教会牧師の岡田富美子さんを理事候補者に推薦しています。その他数名現在交渉中の非教役者・非男性の方もいます。また、監事候補者として高崎教会員の森恭子さん、総会役員候補者として帯広教会牧師の川内裕子さんを推薦しています。

2011年志村教会が連盟総会に提案した「ジェンダー・クオータ制」は圧倒的多数の反対により否決されました。2018年に泉教会・札幌教会・豊前教会が共同提案した「総会検討委員会設置」は保留多数・賛成過半数に及ばずという結果で否決されました。保留票の多さを考慮に入れて、2019年理事会は、自らの提案として総会検討委員会の設置を提案、総会で承認されました。総会検討委員会策定の総会・選挙改革案は、全体の機構改革案と歩を合わせ、2022年1月20日総会にて承認可決されました。叩き続ければ開かれる戸があります。JK