2018/10/31今週の一言

 11月14-16日、天城山荘において日本バプテスト連盟の定期総会が行われます。当教会からは、吉野健太郎さんと牧師が出席する予定です。

 今総会には、加盟教会提案が三つ上程されています。バプテスト連盟は、「教派」でも「教区制を持つ教団」でもありません。平等の立場の各個教会が加盟をして連盟を形成しています。それだから、一教会も総会に議案を提出することができます。国会の内閣提出法案に対する「議員立法」と同じく、直接民主制要素を確保した、とても良い仕組みだと思います。

 わたしたちの教会は、三つの教会提案議案のうちの二つに関わっています。一つは「総会のあり方検討プロジェクト・チーム設置の提案」です。当教会に加えて、札幌教会・豊前教会も共同提案してくださることになりました。

 当初の提案内容は、「総会のもとに検討委員会を設置し、総会に答申をさせる」というものでした。しかしその後、「検討委員会」という位置づけの総会規則上の課題を確認し、理事会の示す活動方針に「連盟総会の持ち方、理事、委員等の選出方法」の検討も含まれていることをも確認しました。これらの事情を踏まえて、泉・札幌・豊前の三教会代議員で慎重に吟味・文書稟議をした末に、「理事会のもとに検討プロジェクト・チームを設置し、随時理事会に答申をさせる」という提案に微修正いたしました。

 いずれにせよ本提案の根幹は、連盟総会をより充実した熟議の場にすること、また代表者の選び方にさらなる工夫をすることを検討することにあります。それがバプテストの大切にしている「自治(=民主政治)」の改善努力だからです。なお、本提案に対する「賛同教会」が11教会、「個人賛同者」が6名、全国各地から与えられていることは、わたしたちにとって大きな励みです。

 もう一つの教会提出議案は、「全国支援・地域協働プロジェクトの件」です。議案の提出教会は東京北教会。泉教会はこのプロジェクトに対する「協働教会」として、茗荷谷教会・志村教会・幡ヶ谷教会・大泉教会と共に提案します。提案の趣旨は、連盟が積み立てている資金の中から8,000万円を東京北教会の不動産取得のために用い、計画している多文化共生活動を8年間支援するというものです。

30年以上赤羽の借家で教会活動をしてきた東京北教会の新しい冒険を応援したいです。また、多文化共生という宣教課題にどのように取り組むのか、先行事例を全国諸教会に発信していただき、わたしたちも学びたいと思います。この思い切った「投資」が、連盟全体の活性化につながればと願っています。JK