2023/07/12今週の一言

【4章】

14 そしてその女性たちはナオミに向かって言いました。「今日貴女のために贖う者(を)絶たなかったヤハウェは祝福され続けている。そして彼の名前はイスラエルにおいて呼ばれます/名づけられます。 15 そして彼が貴女のために全存在を戻す者になります。そして貴女の白髪を養うために。なぜなら、貴女を愛し彼を生んだ、貴女の義理の娘、彼女こそが、貴女にとって息子たち七人より良いからです。」

1章19節で登場していたベツレヘム在住の女性たちが再び物語の結末に登場します。「この女性がナオミか」と言って、赤貧にあえぐナオミの嘆きを共にした女性たちです。

彼女たちはルツの出産の手伝いもしたのでしょう。自分のことのようにルツの出産を喜びます。14節「」は、ヤハウェか、ボアズ(「贖う者」)か、あるいは「オベド」(17節)かは14節時点で曖昧です。ヤハウェの名前が呼ばれるという意味の「神への賛美」ととらえることもできますが、15節以降を考えるとオベドでしょう。その場合「名づけられます」と翻訳したほうが良いかもしれません。この女性たちが実際17節でオベドと名づけているからです。自分たちを「イスラエル」と自負する女性たちによってオベドは命名されます。

女性たちが預言して言うには、「孫オベドこそがナオミの全存在を戻す存在となる」のだそうです。その根拠・理由は、「ルツがオベドを生んだから」というものです。ナオミは夫と二人の息子を失いうつろな状態でベツレヘムに戻りました。しかし決して「空手」(1章21節)ではありませんでした。亡き息子の妻ルツと手を取り合って来たからです。そのルツが孫オベドを生みます。涙と嘆きによってぽっかりと空洞となったナオミの命の奥深くに息が戻ってきます。イキカエル経験。JK