2023/08/16今週の一言

福井教会はどのような教会なのでしょうか。

1951年8月、日本バプテスト連盟年次総会で、「全国県庁所在地における開拓伝道展開」という政策が決議されました。その政策の下、福井教会は58年6月に連盟直属伝道所として活動を開始しておられます。そして68年5月に教会組織を果たし、同年8月の年次総会で連盟加盟が承認されています。ちなみに泉教会はと言えば、59年1月に下馬伝道所発足(母教会は恵泉教会)、同年11月に教会組織、翌60年8月の連盟加盟です。ほぼ同時期です。

福井教会は福井県唯一の連盟加盟教会です。前述の政策は結果として「一県一教会」という現象をもたらしました。この現象は日本海側で著しく、秋田県・山形県・新潟県・富山県・石川県・福井県・鳥取県・島根県はすべて一県一教会です。

96年11月、福井教会はユニークな提案を連盟総会に上程されています。「牧師給プール制」です。経済的に小さな教会でも牧師を立てることができるように、全体の献金を牧師給補助として再配分しようという提案です。否決されましたが示唆深い提起です。ちなみに牧師の退職年金について加盟教会は一律に拠出しています。

西條由紀夫前牧師が長く公害問題特別委員であったこともあり、福井教会は「原発銀座」敦賀湾の原子力行政に対する「見張り」の役を果たしてきました。

2019年には福井教会の礼拝人数は1名にまで減少されていたそうです。その状況で20年4月、平良憲誠牧師を招聘されるのです。その後、シロアリ被害によって会堂を解体撤去し、現在は牧師館を増築して礼拝を捧げておられます。現在会員は10名まで増加しているとのこと、他人事とも思えず、ただ感謝です。

22年2月連盟定期総会にて福井教会提案の「全国支援・地域協働プロジェクト」が承認され、連盟の同プロジェクト積立金を元にして新会堂が建とうとしています。連盟政策と共に歩んできた教会への訪問と、勝手に感慨にふけっています。JK